SEIKO Alpinist(アルピニスト) 4S15 をお買取りしました!
ご覧いただきありがとうございます。
買取店わかばスタッフです!
今回ご紹介するお品物は腕時計でございます!
こちらの時計、実はかなり昔のお品物になります。
なんと発売されたのが1995年!今から28年前となります。
風防も目立つ傷や割れ欠けなどもなくベルトもキレイ・・・。
ベゼル部分も使用に伴う小傷程度で、年数を考えれば十分美品です!
ちなみにこちらは、日本が世界に誇る国産メーカーの”SEIKO”が発売した登山向けのモデルとなります。
当時も数万円程で発売されていましたが、今では人気・希少価値などから中古市場では価格高騰をしております。(状態が良ければ10万円~20万円・・・?)
そして、この時計はまたの名を”和製エクスプローラー”と呼ばれることもあります。
誰もが知る高級腕時計ブランドである”ROLEX”のエクスプローラーに掛けた言葉です。
そこまで言われる時計・・・。果たして何故そんなに人気なのでしょうか?
恥ずかしながらそこまで詳しい知識を持ち合わせていなかった為、今回勉強致しましたので簡単にご紹介いたします!
アルピニストの歴史について(簡易)
”アルピニスト”と名前が付く元祖初代となる「ローレルアルピニスト」が発売されたのは1959年でした。今から60年以上前のお話になりますね・・・。
(私の父親と同じ年ですので、親近感を感じました…)
この頃はまだ”アルピニスト”として1つのモデルになっていた訳ではなく、別のベースとなるモデルがありそのうちの1つのラインナップとして「”アルピニスト”という名前の付いた時計」というのが始まりです。
そこからいくつか発売されるも、1963年頃でその歴史は一度途絶えてしまいます。
残念ながら生産終了となり世の中から次第に姿が消えていってしまっていました。
そこから時が経つことおよそ30年・・・。
1995年に”アルピニスト”という1つのモデルとして復活し製造がスタートしていきます。
そのままアルピニストは歴史を重ね続け、現在でも発売され続ける伝統的かつロングセラーな腕時計となりました。
(公式ホームページ:https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/prospex/alpinist)
今回お買取りしたアルピニストについて
今回お買取りしました時計は一度生産終了となったものの、数十年の時を経て1995年に復活した第一弾の時計となります。
時計として機能するために必要なムーブメントという機構には“4S15”と呼ばれるものが採用されました。
当時もアルピニストは超高級時計という訳ではなく比較的手の届きやすい数万円の時計として発売されてきましたが、価格を抑えようとすれば、各種パーツや機構もそれ相応のグレードを採用することが当然かもしれません。
しかし、採用された”4S15″というムーブメントはSEIKOが発売していた高級時計(キングセイコー復刻版やメカサス等)に採用されていた物だったのです。
高級時計の機構を用いる辺り復活の本気度を感じますね・・・。
ちなみに予想通り…ではありますが、あまりにも製造コストがかかる為このムーブメントを搭載したアルピニストは最初で最後のこの第一弾のみとなります(笑
文字盤は当時では珍しいグリーンの文字盤です。
昨今はグリーン文字盤が流行しているようで、今のトレンドにはピッタリ!
時代を先取りしすぎていたのかもしれませんね・・・。
文字盤下部には英語表記で「Alpinist」と赤文字で書かれており、裏面には登山用という意味で山をモチーフにしたロゴが刻まれています。
何故今”4S15”ムーブメントを搭載したアルピニストは高騰している・・・?
下記にご紹介する通りいくつかの説があるようです。
・現在も発売されている根強いロングセラー商品の元祖だから。
・高級時計と同じムーブメントを使用した唯一のアルピニストだから。
・グリーン文字盤の流行によるトレンドの波。
・新型が発売されるも販売金額が上がった割にそれほど改善された箇所も少なく満足度が高くない。
(「だったら和製エクスプローラーの異名を持つ旧型の方がアルピニストらしくて良かった」という需要・・・?)
などなど。
実際に購入された方に聞かない限り真相は分かりませんが、様々な理由から需要が大きくなりプレミアが付いているようですね。
”欲しい人が増えれば増える程、市場から数が少なくなればなるほど価格は高騰していく”
まさにプレミア品ですね。
まとめ
以上が簡単にではありますが、お買取りしたアルピニストのご紹介となります。
調べれば調べる程いろんな情報が出てきてとても面白かったです。
今回ご紹介した内容は本当にごくごく一部ですので、気になった方は是非調べてみてください♪
また、当内容は私が個人的に調べ得た知識ですので、間違いがないとは言い切れません・・・。
あくまで1ブログの記事として捉えて頂けますと幸いです。
この度は歴史ある思い出の時計をお譲り頂きまして誠にありがとうございました!